育て方も平均値で?・・お子さんの個性を大切にしたライフプランを!
「他の方はどうですか?」ご相談に来られる方からよくこの言葉をよく聞きます。みなと同じ、平均的だと安心する方が多いようです。
平均だと安心・・
「だいたい、こんなもんですよ」と答えると、皆さん安心します。自分の家計が平均的であることを大切にしているようです。しかし、自分だけ、お子さんたちだけの人生ですので、もっと個性的な考え方をしても良いのではないでしょうか?そうは言っても、どのくらいのお金が必要か。。気になります。そんな時は、将来、訪れる「ライフイベント」を見据えながら、それぞれの「ライフイベント」の概略の費用を知っておくと個性的なライフプランを組み立てる際に役立つかもしれません。
ライフイベントに必要な費用は目安で概要のライフプランニングを
アドバイスする際に、よく目安の数字を使います。ライフイベントの金額は概算です。例えば老後の生活費は「約26万円/月です」とかです。これは「家計調査年報」からの数値で統計での平均です。以下にライフイベント毎の概算の費用を記載しましたので、参考にして下さい。
①就職活動費:約14万円
②結婚費用:約463万円
③出産費用:約51万円
④教育資金:すべて公立だと約790万円、すべて私立だと2200万円
⑤住宅購入費:建売だと約3340万円、マンションだと約4270万円
⑥老後の生活費:ゆとりある生活だと約35万円/月、平均だと26万円/月
⑦介護費用:一人当たり約16万円/月
日本FP協会「くらしとお金のワークブック」より
でも、育て方も平均値で良いのでしょうか・・?
マネーに関することは平均値でも良いかもしれませんが、育て方を平均値で考えるのは如何でしょうか。皆が塾に行くから、家の子も塾へ行かせなきゃ・・
一人ひとりの個性を大切に
子どもは一人ひとり個性や能力が違います。その個性や能力を伸ばすためにお金を使いたいものです。塾も大切ですが、親御さんは子どもが興味を持つものにも関心を持って、一緒に楽しむのも良いかもしれません。
子どもとの時間「奇跡の時間」を大切に、個性を伸ばすために
子どもと一緒に過ごせる時間は限られています。是非ともお子さんと素敵な思い出を作るためや個性を伸ばすためにお金を使ってください。子どもや家族と一緒の時間を大切にしましょう。旅行もいいですが、ともに時間を過ごすことが大切だと思います。
仕事の疲れも癒される
家族やお子さんと過ごす時間はかけがいのないものです。仕事から帰ってくると走って「お帰り!」と飛びついてくる瞬間はとても嬉しく、帰って来たなと実感する時ですよね。その瞬間に仕事のことも忘れられますよね。
家族やお子さんのための時間にお金を使いましょう
将来に備えて、貯金や節約するのも良いですが、家族やお子さんと一緒に過ごす時間にお金を使いましょう。旅行などにお金を使うのは思い出作りには最適ですよね。
お金は後からでも貯金できますが、お子さんとの時間は後からは、やり直しがききません。将来に備えているからこそ、今の時間を楽しめるのです。ライフプランやマネープランは「ケチケチ」プランではありません。今を楽しく充実した時間を過ごしなら、将来に備える。それをご支援するのが私たち「ファイナンシャルプランナー」の責務です。子育て世代の方々には、お子さんやご家族との時間を楽しみながら、輝かしい未来を実現していって頂きたいものです。