子育て世代の保障は?保険の入り過ぎに注意!
将来が心配だからと言って、たくさんの保険に入っている人がいます。保険だけで年間70万近く入っており、この分を貯蓄すれば、10年で700万円を貯めることができます。それでは、どのくらいの保障が必要なのか、子育て世代の視点から詳しく解説します。
保険と貯蓄は違う
保険を貯蓄替わりと考える人がいます。保険は死亡した場合や入院した場合にしか貰えませんが、貯蓄したお金は生活費からレジャー費用、もちろん病気の時にも使えます。基本は貯蓄です。万が一のことがあった時に貯蓄では賄えない金額を保険として準備するのが基本です。その代表的なものが、死亡保険です。
保険に入り過ぎ!もう一度見直そう
一般に、保険に入り過ぎです。貯蓄と保障を合わせた保険もありますが、以前ほど利回りが良くないので、資金を運用するなら他で運用する方が有利の場合がありますが、資産運用が苦手な方は終身保険を選ぶ手はあります。また、万が一のことがあった場合、残された配偶者の年収がも大きく保障額に影響します。
必要な保障はどのくらい!
5月30日の読売新聞に、残された家族が奥さんと5歳のお子さんの場合、奥さんの手取り100万円/年と360万円/年の場合にどのくらい保障が必要なのか記載されていました。記事によると100万円ですと、必要保障額は5600万円、360万円ですとゼロとなります。万が一の場合でも、その後の働き方で保障に必要な金額が異なってきます。
死亡保障加入金額の平均はどのくらい?
実際どのくらいの金額の死亡保障に入っているのか、生命保険文化センターの調査では、平均で1406万円とのこと。思ったより少ないのではないでしょうか?
年代によって必要な金額は異なる!
死亡保障を考える際に、年齢によって必要な保障金額が違うことに注意しましょう。若くてこれから、お子さんが教育を受けたり、今後の将来の生活費が掛かる時期は必要保障金額が多くなります。一方、お子さんが巣立ち、ご夫婦2人で暮らす場合の必要な保障金額は、若い世代の人たちよりは少なくて済みます。これも、先ほどの生命保険文化センターの調査では、必要と考える保険金は、35~39歳の2189万円が最多でしたが、45~49歳では1942万円、55~59歳では1488万円、65~69歳では857万円となり、年代が上がるごとに少なくなります。
保険は定期か終身か・・
年代が上がるほどに保障金額は少なくて済みますが、どのくらいの保険料が必要でしょうか。ネットの定期保険で見ると、35歳で2000万円、20年ですと、3600円/月前後です。定期保険は保険料が安くすみますが、掛け捨てです。終身保険ですと2000万円の保障で期間は終身ですが保険料は37000円/月になりますが、掛け捨てになりません。
大きな保障が必要な時は定期保険で安く大きな備えを、資産運用が面倒なかたや苦手な方は終身保険で資産を減らさずに貯蓄することも可能です。それぞれのライスステージや将来設計をよく見据えて賢い選択をして下さい。