子育て世代が知っておくべき傷病手当金と就業不能保険について！
はじめに
いつも「ライフデザイン」のブログを読んでいただきありがとうございます。今、働けなくなった時の収入を補填する保険が人気を博しています。しかし、健康保険には傷病手当金という制度があり、最大一年半の所得補償の制度があることをご存知でしょうか。この傷病手当金をを活用した上で収入補填する保険に加入するのがお得だと思います。今日はこの傷病手当金と収入補填する就業不能保険について詳しく解説します。
傷病手当金とは
傷病手当金は、病気休業中に被保険者とその家族の生活を保障するために設けられた健康保険の制度です。そのため、健康保険に加入の方はどなたでも対象となり、病気やけがのために会社を休み、事業主から十分な報酬が受けられない場合に支給されます。
どんな時に傷病手当金が受けられるの
傷病手当金は、健康保険に加入の方で、病気や怪我の働くことができず連続して会社を３日間休んだ場合に、4日目から支給されます。ただ、会社から傷病手当金より多い金額の報酬をもらった場合は支給されません。
支給される金額ははどのくらい
1日当たりの金額は後は次の通りです
（支給が開始される日の以前12ヵ月間の各標準報酬月額を平均した額）(※)÷30日×(2/3)
(※)支給開始日の以前の期間が12ヵ月に満たない場合は、次のいずれか低い額を使用して計算します。
ア 支給開始日の属する月以前の継続した各月の標準報酬月額の平均額
イ 標準報酬月額の平均額（30万円）
支給される期間
傷病手当金は、病気やけがで休んだ期間のうち、最初の3日（連続して3日休業が必要）を除き4日目から支給され、最大、支給を開始した日から数えて1年6ヶ月です。
傷病手当金は、実際に傷病で働けなかった期間について支給されます。そのため「働けない見込み」では申請ができません。「この期間療養で働けなかった」という事後的な証明が必要です。
傷病手当金の申請の仕方
傷病手当金の申請には以下の書類が必要です
◎傷病手当金支給申請書
保険者から取り寄せるもので、会社を通して入手するか、サイトからダウンロードできます。
以下の二つの内容については申請書内に記述するようになっています。
① 療養担当者（医師等）の意見書
申請書には「意見書」として医師が記入する項目があり、働けない状態だったことを証明する重要なものです。お医者さんに記入を依頼しましょう。書類の作成に時間がかかる場合もあるので、事前に確認しておくと安心です。
② 事業主の証明
医師の意見書と同様、申請書には会社側が記入する項目があります。この事業主の証明は、会社を休んでいた期間や、給与が支払われてないことを証明するものです。
この書類を出すと、審査され、OKであれば、指定した口座に 傷病手当金が振り込まれます。
この制度を活用した就業不能保険について
就業不能保険についてはいろいろなタイプがありますが,是非この傷病手当金を活用した保険に入ることをお勧めします。この保険の場合は、 一定の期間は 支払対象外の期間がありますが、その後は支給額が働けない状況が回復するまで、もしくは 保険期間満了までまで支払われます。また、支払対象期間後に満額が支払われるタイプ（満額タイプ）と540日（約一年半）までは半分しか支払われないタイプ（ハーフタイプ）があります。当然半分しか支払われないタイプは掛け金が安くなります。
就業不能保険の一例
例えば30歳でハーフタイプの試験に入ったとした場合、月10万円を保証してもらうケースでは、60日間（保険により差がある）の支払対象外期間があり、その後5万円を540日増えた後は中古の10万円を支払ってもらえるものです。 自営業者の方々は満額タイプを会社員や公務員の方はハーフタイプがおすすめです。この保険料は月々2000円となります。
まとめ
所得を保証する保険では、健康保険の傷病手当金を活用したものを選ぶのが得策で、就業不能保険の特性とその一例を見てきました。しかしこれは、 病気や怪我で本人が生存している場合の保証となります。一方、亡くなった場合は、掛け捨ての生命保険や収入保障保険などに入ることにより、自らの生活を保障できるとともに、亡くなった場合は残された家族への保証を準備することができます。
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