今さら聞けない資産運用!・・「長期」と「分散」って何?

はじめに

いつもライフデザインのブログを読んで頂きありがとうございます。今回は、資産運用がテーマです。皆さんが夢見る資産運用、よく何千万儲かったとか聞きますよね。うらやましい限りですが・・一度に大きな金額を儲けるのは、資産運用とは言わず、投機と言います。もちろん、これで大きなお金を稼ぐ人はいますが、素人は無理です。プロでも生き残れるのは5%と言われますので、間違いなく素人が手を出すと大損します。資産運用の原則は「長期投資」「分散投資」です。しかし、投資の初心者の方には、理解しにくい内容もあります。

今回は「長期投資」「分散投資」とはどういうことなのか。投資の初心者の方にも分かり易く解説します。

まず、資産運用って何?

投機ではない資産運用って・・それは、ゆっくり資産を増やすことです。例えば庭の木に肥料や水をやり育てるように、資産もで徐々に大きく育ててゆくことです。木にも育て方があるように、お金にも育て方があります。それが「長期」と「分散」です。

「長期」と「分散」ってどういうこと?

「長期」と「分散」ってよく聞きますが、どういうことでしょうか。実は「長期」と「分散」は一体なのです。

「長期」ってどういうこと?

「長期」とは長い「時間」を味方にすることですが、同じ銘柄を長く持てばよいのでしょうか??そうではありません。「時間」を味方につけるには、手持ちの資金を使って一度にある銘柄や商品を買うのではなく、小分けにして、「時間」を分散して購入することが大切です。時間を分散して購入することにより、値下がりの時にも購入することになり、取得価格の平均化を図ることができます。これに適しているのが「定期積立投資」です。

もうひとつ、「時間」を味方につけるポイントは、利益を再投資して複利で運用することで有利になります。例えば、毎年5%の利回りがある場合、100万円を10年で運用すると複利と単利では約13万円も複利の方が有利になります。

「分散」ってどういうこと?

「分散」には、2つあります。一つは先ほども出て来ましたが、時間の「分散」です。一度にお金を全部投資するのは、リスクが大きいので、小分けにして少しずつ購入します。そうすることにより、買値を安く安定させることが出来ます。いわゆる「ドルコスト平均法」です。

*「ドルコスト平均法」とは
投資金額を決めて、定期的に投資する方法で、一定の時期に一定の金額を積み立てるので、買える「口数」は、「価額」が高いときには少なく、低いときは多くなるため、平均的な購入価額を安くすることができます。

もうひとつの「分散」は、金融商品の「分散」です。よく投資の格言に「卵を1つのカゴに盛るな」といいます。もし、1つのカゴに卵を盛り、カゴを落としたら、卵が全部ダメになってしまうからです。ですから、幾つかのカゴに分けておけば、損失は限定されるというものです。これは1つの商品に資金を集中させるのではなく色々な金融商品に分散させることを意味します。。よく言われるのは、4分割で国内の株式と債券そして国外の株式と債券です。

これは、株式と債券が比較的反対の動きをするからです。例えば株式が上がると、債券は下がるといった値動きが反対の傾向があるからです。これを少し難しい言葉で言うと「逆相関」があると言います。このように「逆相関」の金融商品を合わせて購入すると、値動きにバランスがとれ大きな変動を回避できる可能性が高まります。

ですから、金融商品を「分散」して選ぶときは「逆相関」がある金融商品を組み合わせる商品を選ぶことが大切ですが、自分で「逆相関」の金融商品を見つけるのは大変ですよね。そんな場合は「バランス型の投資信託」などを選ぶと良いでしょう。ただし、投資信託を選ぶ場合は手数料などの安い商品を選ぶことが大切です。

また、世界経済に投資するという考えもあります。これであれば、途中で見直しをせずに、ほってけますね。この商品は全世界の株式に分散投資するタイプの投資信託です。

初めて、投資を考えていらっしゃる方は、知識を付けながら、最初は小口で投資して、経験を積むことをお勧めします。今は、ポイントの運用や投資が話題になっていますので、活用して経験を積むのがよいと思います。

まとめ

資産運用の原則は「長期投資」と「分散投資」です。「長期投資」では時間を味方にして、取得価格の平均化を図ったり、複利を活用したりできます。また、「分散投資」では「逆相関」の金融商品を合わせて購入すると、値動きにバランスがとれ、大きな変動を回避できる可能性が高まります。しかし、逆相関の金融商品を選ぶのも大変ですので、「バランス型の投資信託」などを選ぶと良いでしょう。また、世界経済に投資するという考えなら「全世界の株式に分散投資した投資信託」がよいでしょう。資産運用の基本を学んで、資産を大きくして、将来の夢を実現したいものです。


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