【老後資金】シングルマザー・・お子さん自立後の老後が心配!

 

はじめに

今回はご相談内容について・・45歳のシングルマザーAさん、男の子のお子さんが2人、大学生であと数年で自立するタイミングで、ご相談にいらっしゃいました。「大学へは自分の貯金を取り崩して通わせていらっしゃいました。貯金は500万ですが、徐々に減っています。幸いにも手に職があり、年収は手取りで650万円の所得ですが、老後が心配です。」とうことです。

子どもの自立した後の老後が心配

ご自分の年金も分からず、老後が心配でした。漠然と子どもたちが自立したら、貯金を始めようと考えておられました。また、自宅がないので、マンションの購入も検討中とのことです。

年金はどれくらい?不足分は年金の繰り下げで!

まずは、年金がどのくらいか・・

手に職があるので、お給料は若いころ(23歳に厚生年金加入)から多くて、平均標準報酬額(一生涯の給与の平均)は50万円なので、60歳まで保険料を払うと・・以下の2つの年金の式を覚えると概算ですが簡単に年金が計算できます。

厚生年金の式に当てはめると:50万円×5.481/1000×(60歳-23歳)×12か月=121.6万円

基礎年金は:満額の78万円

合計は・・199.6万円(月々16.6万円)

一人暮らしの場合は、平均15.8万円、余裕ある場合は17万円

ですが、手に職があるということなので、「65歳まで、できれば70歳まで働くことをお勧めしました。」

65歳まで同じ給与で働くと・・

厚生年金:50万円×5.481/1000×(65歳-23歳)×12か月=138.1万円

国民年金:78万円

厚生年金は70歳まで加入できますが、国民年金は60歳までです。

65歳まで働くと、貯金も出来ますし、年金も216.1万円まで増えます。

そして、「70歳まで働き、年金を繰り下げると、42%も年金が増えます!」

この話を聞いて、シングルマザーのAさんは、ほっとした様子で、「気が楽になりました」と感想を述べてくれました。決して裕福な暮らしはできませんが、老後の年金などがハッキリすることにより、漠然とした不安が無くなったようです。

マンションの購入は・・

シングルマザーのAさんは、子さんが2人なので広い住宅にお住まいで、月々15万円の家賃を払っていらっしゃいました。お子さんが男のなので、それぞれ独立することを前提に、自分一人の小さなマンションをお望みです。気になるのは、無理なく返せる金額で、どのくらいのマンションを購入することが出来るかです。

借りられる金額と無理なく返せる金額は違います!

無理なく返せる金額は、現在支払っている月々の家賃が目安です。Aさんの場合は月々15万円ですので、マンション購入後の諸経費を2万円とすると、月々は13万円の返済で、期間は出来れば定年の60歳までに返済できるくらいのお金にしましょう。

月々13万円、返済期間は15年、年利1.3%とすると・・約2100万円を借りられます。

2000万円くらいで、中古、東京都内で検索すると、馬込の1LDK、1780万円がヒットしました。イノベーションされており、見た目は広く、清潔でおしゃれな感じした。Aさんは気に入ったようで、今度見に行ってみるとおっしゃってました。

まとめ

シングルマザーのAさん、ライフイベントに必要なお金などを見える化し共有させて頂いたことにより「漠然とした不安がなくなりました。ありがとうございました。」と満足された表情でお帰りになりました。一所懸命に子育てをされたAさん。今後の人生に少しでもお役にたてたのなら、大満足です。遣り甲斐を感じる瞬間です。

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